「AFP認定に興味があるけど本当にメリットがあるの?」
上記のような疑問を持っている人は少なくないのではないでしょうか。
AFP認定によって仕事上で信用高めたり、独立できたりすれば悪くはありません。
しかし、AFP認定にはいろいろ費用がかかるというデメリットもあってなかなか気軽には認定したくないかもしれません。
AFP認定されたのに活かせず、維持費だけかかるというのは避けたいですよね。
そこで本記事では、AFP認定に興味ある人向けにそのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
AFP認定のメリット
日本FP協会ではAFP認定のメリットについて以下のように説明されてます。
・国家検定に合格している
・体系的かつ総合的な教育を受けている
・最新の知識を学んでいる
・会員倫理規程の順守を誓約している
・金融機関等で高い評価を得ている
参考:日本FP協会「AFP認定者になるメリット」
上記の通り様々なメリットがあることがわかります。
以下では、個人的にAFP認定のメリットについて書いていきます。
FPとしてのスキルを有することの証明となる
FP試験は金融や保険、不動産、相続といったように幅広い分野に渡っており、資格取得を通して、様々な分野に専門的な知見があることを証明できます。
老後や年金が先行き不安となっている中で、FPで学ぶ内容はより意義深いものとなっていると過言ではないでしょう。
一方で、正直まだまだFPという職種はメジャーとは言えませんし、中にはうさんくさいと思っている人もいるのが現状だと思います。
ただ、テレビでもFPの方が説明される機会が増えているようにも思いますし、今後FPの認知度と社会的地位は上がってはいくはずです。
資格自体としては、他の士業と比べて難易度も高くなく、専門性が低いので、FPという資格を知っている人からしても、資格を持っているというだけではなかなか威力を発揮しないかもしれません。
とはいえ、最低限のスキルの証明となりますし、スキル向上の意欲は示すことにはなるでしょう。
FP向けの研修に参加できる
AFP認定されると、日本FP協会の支部が開催している研修や勉強会などに参加できるようになります。
毎年のように制度改正、法改正がありますので、FPとしては常に勉強していないとお客様に正確な情報を伝えたり、よりよい提案ができません。
また、毎月FPジャーナルという雑誌が送られてきて、最新の業界動向をチェックできます。
AFP認定はそうした最新情報をアップデートしやすい学習環境を手に入れるというメリットがあります。
懇親会や交流会にて人脈を広げることができる
FP協会の研修会や交流会等に参加できるという点は、人脈を広げたい営業マンやフリーランスの方には役立つというメリットがあります。
実際FP資格を持っている人は、大企業の社員さんであったり、他の士業(税理士、行政書士、社労士など)の人であることも多いので、様々な経歴を持っている人と知り合うことができるでしょう。
CFP認定・FP1級を目指せる
AFP認定されれば関連業務の実務経験がなしでもFP1級やCFPへの道が開かれます。
CFP認定・FP1級まで取れば高いスキルのアピールとなるのでよりFPとして信頼感を得ることができます。
最終的にCFP認定・FP1級取得を目指しているならAFP認定を検討しておきましょう。
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就職・転職に活かせる
転職の求人でもFP資格取得者を推奨するところも増えてきています。
求人サイトでFPやAFPをキーワードにして検索すると一定数の求人がヒットします。
これから未経験の業界へ転職する予定の人にとってもAFPを取っておくことで一定のスキルがあることをアピールできるでしょう。
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副業に活かせる
FPができる副業はいろいろありますが、個人的なおすすめはWebライターとブログです。
金融や保険、節約などの分野はWebライター案件が多く、単価も高くなっています。
実際、筆者もWebライター副業をすることがありますが、月5万から10万くらいまでは狙えますし、ブログからも月5桁は収入を得ています。
Webライターの仕事をクラウドソーシングサイトなどで受注する際にAFPのように資格があるかないかでクライアントの印象も変わってきますし、あったほうが採用されやすいです。
AFP認定を活かして副業をしたいという人はWebライターとブログを検討してみることをおすすめします。始め方については下記の記事にて解説します。
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名刺に書ける
AFP認定されることで一応肩書を得ることはでき、FPの副業をする場合に名刺代わりにはなります。
FP自体は資格がなくても名乗れますが、やはり資格を持っているかどうかで印象は変わると思います。
名刺を相談者へ提示する際もAFP認定であることを名刺に記載しておけば、まったくないよりは信頼を得ることができるでしょう。
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AFP認定のデメリット
本章では、AFP認定デメリットを説明していきます。
AFP認定研修費用やその他維持費がかかる
AFP認定してもらうためにAFP認定研修を受け、更新するためには維持費用を毎年払う必要があるというデメリットがあります。
維持費用は毎年数万程度で、士業と比べたら少ないほうではありますが、これが数10年続くとなると、維持費だけで何10万にも達してしまうわけです。
それだけの価値を見いだせるかが問題ですし、それらの費用を回収できる見通しがあるのかよく検討したいところです。
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FPの資格自体に独占業務はない
FPの資格自体に独占業務はないので、FP協会に属しなければできないという仕事はありません。
そもそもFPの資格を取得しなくとも、ファイナンシャルプランナーは名乗れてしまいます。
そういう意味では独占業務がある士業と比べると、資格を取得する価値がやや劣るというのが実際のところです。
AFP認定にメリットを感じなかったら
FP2級だけ取得する
FP2級だけの取得なら諸々の維持費はかからず、経済的な負担がないです。
また、FP2級は一度合格すれば永久に有効ですので再受験する必要もありません。
FP2級でも転職活動には有効ですので、FP2級取得に留めるのも1つの選択肢です。
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AFP認定にかかる費用を節約する
費用が気になる方は、なるべく安いAFP認定研修、AFP継続教育研修を受けましょう。
特にAFP認定研修は研修先によって受講料が結構異なりますから、しっかり比較検討することが大事です。
格安のおすすめAFP認定研修については以下の記事をご覧ください。
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まとめ
AFP認定のメリット・デメリットについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
AFP認定自体は士業資格ほどには威力はないものの、難易度はそれほど高くなく、仕事に活かしやすいというメリットがあります。
AFP認定研修その他維持費でコストがかかってしまうというデメリットはありますが、転職や独立で活かせれば費用対効果としては悪くないと思います。
何か資格を取りたいなと考えている人はまずFP資格・AFP認定を検討してみましょう。
※当ブログではFP資格に関する情報を多く載せてますのでぜひ本記事と合わせてご覧ください。